目次



Y DNA と ミトコンドリア DNA から見た男女の歴史の違い 
私のmt DNAと日本人とアメリカ原住民 
都市伝説と殺人、レイプ、暴動 
強欲が帝国を内から滅ぼす 
イラク戦争の責任の一端は日本にある? 
これじゃ情報戦に勝てない
セックス・ストライキと天岩戸神話
江戸(朝日)の敵をニューヨーク(NYT)で討つ反日勢力
日本帝国の終戦工作と棄民政策
大日本帝国が帝国になりそこねた理由:ロジスティクスとシーレーン
マッカーサーのチャイナ史観
「過ちは繰返しませぬ」の心理的意味
ハル松方ライシャワーの Samurai and Silk を読んで
トランプと共和党が軽蔑される理由
文明開化とキリスト教
原爆とアメリカ人の罪悪感
フーバー大統領の Freedom Betrayed (裏切られた自由)を読んで 
日本軍を復活させようとしたウィロビー諜報部長
とんでも本、Japan's Imperial Conspiracy(天皇の陰謀)の著者の意図
国敗れて、女たちの出番
歴史修正主義の流行?
もう男には任せておけない
焼けぼっくりに火をつけたトランプ
Adam Schiff の歴史に残るスピーチ:You might think it's OK that...
米中覇権争い:アメリカ帝国の衰退とファシズム
日本は弱腰外交を改めれば出生率が上がる
INSTEX:ドル基軸通貨体制の終わりの始まり
日本の消費税増税はアメリカ=グローバル金融が決める


はじめに


私は戦後まもなく、いわゆる団塊の世代として戦後の日本で生まれ育った。大多数の日本人がそうであるように、私の祖先は父方も母方も太古の昔から日本に住み着いていた人々であったことは自明のことに思えた。しかし、それが私の将来にとってどういう意味を持つのか、さらには日本という国がどのような未来に向かって進んでいるのかは少しも明らかではなかった。 そんな気持ちが二十代の後半に日本を離れてアメリカに渡った理由のひとつだったのかも知れない。


アメリカという多民族社会で生活していて気がついてみると、自分の文化的人種的背景について強く意識するようになっていた。カルチャーショックと望郷の当然の帰結といえるかも知れないが、アメリカでは一般にそのような 文化的人種的背景がアイデンティティーの形成の中で重要な位置を占めていることにも気が付いた。文化的人種的背景の区分で最も大きい区分はもちろん白人-非白人の区分である。このブログのタイトルの「アーリア人」はそれが白人のルーツであるという理解に由来する。一方「モンゴル」はモンゴル帝国や日本帝国のように白人に対抗して東洋に君臨してきた民族を意味する代名詞としてモンゴロイドという名称が使われてきたことに由来する。さらに、女性としてもう一つ無視できないことは、男女を分ける深い溝である。「西のアーリア人、東のモンゴル、そして未来は女性の手中に」というタイトルはそのような歴史を展望しながらこのブログを書いてると理解していだきたいという思いが反映している。

一方、日本に目を移すと、私が日本を離れたとき、既に欧米に「追いつけ追い越せ」の時代は終わっていて、新しい目標が模索されていたにもかかわらず、それから40余年、その当時の元気はすっかり失われてしまったように見える。それどころか、アメリカによる占領中に「勝てば官軍負ければ賊軍」と納得し「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ」と受け入れたアメリカの日本弱体化作戦(戦犯裁判と処刑、軍隊=自立を否定した憲法、歴史の書き換えと捏造、焚書と検閲、情報操作、アメリカによる政治への介入)によって歪められてきた国の修復に正面から取り組んでこなかったことが、ここにきて大きな障害として立ちはだかっているように見える。そのような観点から、日本を外から見るとどのように見えるかについても書いてみたいと思う。





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